動画配信サービスの生き残りは?
2022年9月9日(金)Newsモーニングサテライト
米国みずほ証券 兼松渉さん
動画配信サービスの生き残りは?
ネットフリックスは確かに苦戦を強いられています。
従来のメディアやアップルなどもこの市場に参入して、競争が激化している状況です。
そこで、ストリームングを手掛ける各社は生き残りを賭けてしのぎを削っています。
先日はネットフリックスが広告付きプランを導入することを明らかにしました。
また、アマゾンはその資金力を生かし、ロードオブザリングの新作ドラマを制作。
製作費は10億ドルを費やしたとも言われています。
また、ウォルトディズニーは今後、ディズニープラスを他のサービスを組み合わせる会員サービスを開始するとの報道もあります。
これは動画配信を他のサービスとセットで提供するアップルのアップルワンやアマゾンのプライム会員制度と似たものです。
ディズニーのボブアイガー前CEOは先日、もうすべての動画配信サービスが生き残ることは困難だとのコメントや大手のパラマウントはすでに動画配信サービスのパラマウントプラスを小売り大手ウォルマートの会員サービスの抱き合わせる道を選びました。
もはやシンプルな動画配信サービスだけでは生き残れないところまで来ていると思います。
最終的に勝敗を決めるのは視聴者の心をつかむコンテンツ、そして豊富な顧客データ、そしてほかのサービスとのシナジーだと考えています。
そういった意味で今後、生き残れるのは強力なハードウェアと併せて動画を提供するアップルやコンテンツでは誰にも負けないディズニー、そして規模で勝負のアマゾン、そしてユーザーから無制限にコンテンツが提供されるグーグルのユーチューブとなると予想しています。
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