アルコール飲料に新たな動き
2022年10月7日(金)Newsモーニングサテライト
岡三証券NY 荻原裕司さん
アルコール飲料に新たな動き
アメリカのアルコール業界でRTD、レディトゥドリンク製品は味や香りがよく、ビールよりおいしいという理由で、近年市場が急速に拡大しています。
中でもサトウキビ由来のアルコール炭酸飲料、ハードセルツァーが健康志向の強い消費者に人気を集めてきましたが、最近では缶入りカクテルのような蒸留酒ベースのRTDが人気になっています。
アメリカの消費者が飲み物を選ぶ際に風味や手軽さだけではなく、種類の多さも優先するようになってきていることが背景にあります。
蒸留酒ベースのRTDはウオッカやテキーラ、ジンなどは様々なアルコールが利用されており、アルコール度数が高めのものもあります。
製品のラインナップがハードセルツァーを超え、消費者の好みにより細かく応えられる可能性があると言えます。
ハードセルツァー大手のボストンビールは初めて蒸留酒ベースのRTDを11日に発売すると発表しました。
また、コカ・コーラはウイスキーのジャックダニエルと共同でRTDカクテルを発売する計画を発表しています。
蒸留酒ベースのRTD市場は今後、競争が激しくなり、ますます拡大していくと予想しています。
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