企業は雇用を拡大する前に、IT投資を行って、生産性の向上に努めますから、オラクルのようなソフトウェア企業、特に企業のIT投資動向をみる上で注目です
2009年12月18日放送 テレビ東京 Newsモーニングサテライト
米国みずほ証券 村上実奈子さん
ただ、緩慢とはいえ、景気のほうは実際に回復基調にあります。株価は景気に先行して動くため、この上昇基調変わりがないとみています。今後の株式市場は、業績の上昇に支えられていくと思いますが、それを裏付ける指標に、設備稼働率があります。これは、製造業、鉱業、それに公益事業などのデータをもとに算出しており、企業の業績が拡大すれば、上昇し、縮小すれば、低下します。1970年代からの製造業における設備稼働率とS&P500社指数の営業利益成長率、これをみると連動しているのがわかります。
この設備稼働率はこの6月に底を付けた後、反発基調にあって、11月の数字もしっかりでした。この流れで、株価も上昇基調が続いています。
現在、エコノミストの第4四半期GDP成長率の予想中央値は、3.0%なんですが、最近になって、見直しをして、この見通しを引き上げる動きが目立っています。10-12月期の企業業績基調も堅調です。ただ、リーマンショック後の影響が大きかった金融や素材、こういったところは前年同月でみると数字がとんでもないものになっているんですが、こういったセクターを除くと、特にハイテク関連はしっかりです。
ハイテク企業は現金資産が最も潤沢なセクターで、景気伴う事業拡大にも素早く対応できます。今後5年間の株価予想成長率も他のセクターに比べて高いです。
企業は雇用を拡大する前に、IT投資を行って、生産性の向上に努めますから、オラクルのようなソフトウェア企業、特に企業のIT投資動向をみる上で注目です。数か月前のように、前年比マイナスというようなことがなければ、強い数字が出れば、ハイテク全体にとって好材料かと思います。
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