カテゴリー「クローズアップ現代」の74件の記事

本当に126年前に考えた、どこでも国境を構わずに、旅行するという夢がようやく実現するんではないかと、大きな形で実現すると

2009年12月17日放送 NHK総合 クローズアップ現代

さよならオリエント急行

画家・エッセイスト 玉村豊男さん

考えてみると、ヨーロッパが、EUがいろんな苦難を乗り越えながらまとまってきて、ここまで来たと。大統領まで選出して、政治的にもかなり共通のものができてくると。ちょうどオリエントエクスプレスの最初の時に、トルコに入ると、オスマン帝国に入ると、線路がなかったように、今、トルコがEUに加盟するかどうかと言っているときですから、もしEUにトルコの加盟が実現すると、本当に126年前に考えた、どこでも国境を構わずに、旅行するという夢がようやく実現するんではないかと、大きな形で実現すると。その意味では、このタイミングというのは、すごい符丁を合わせたような歴史的なタイミングだったなと思いますね。平和でなければ、そういう旅行はできないし、国境を越えて、どこへでも、自由に旅できるというのは、やっぱり人間の夢だったでしょうし、特に、鉄道は近所の人たちと、地域の人たちとふれあいながら旅するものですから、その旅の行程を楽しむ、途中を楽しむという。

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15歳から24歳の世代で、非正規労働と仕事をしていない人の割合が、すでに女性で53%、男性でも43%になっている

2009年12月16日放送 NHK総合 クローズアップ現代

派遣村から1年 何が再起を阻むのか

北海道大学 大学院 教授 宮本太郎さん

15歳から24歳の世代で、非正規労働と仕事をしていない人の割合が、すでに女性で53%、男性でも43%になっている。このままいくと、より深刻な事態が待っている。つまり、2月3月で、新卒未採用の方たちが大量に出てくる可能性がありますね。経済的なダメージもさることながら、彼らは18歳で就職しなければいけない、あるいは22歳で就職しなければいけない、そういう社会的な通念に縛られているわけですね。もうそういう時代は終わってしまっている。そこは、ゆっくりじっくり仕事を探さなければいけない。そうやってみんなを支えてあげないと、心の傷を負ってしまって、無業者として引きこもってしまう、こういう問題があると思いますね。

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自治体はきちんとしたビジョン、基本計画を持って、きちっと参入した企業に対して指導する必要があるかと思います

2009年12月15日放送 NHK総合 クローズアップ現代

企業は農業を救えるのか

岩手大学 名誉教授 木村伸男さん

6月に農地法が改正されました。その中に、自治体の役割がきちっと述べられています。具体的には、企業が参入するにあたって、市町村は意見を述べることができる。もうひとつは、企業が参入した後の農地利用について、企業は意見を述べることができる、というふうになっております。したがって、自治体はきちんとしたビジョン、基本計画を持って、きちっと参入した企業に対して指導する必要があるかと思います。例えば、地域の特産品をどういうふうに振興するか、あるいは、有機農業をどういうふうに推進するか、そういうことについて意見を述べる、そういう役割がきちっと記載されております。

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生体への影響とか、そういったもろもろ含めて、ある意味、非常に広い取り組みが必要だと思いますね

2009年12月14日放送 NHK総合 クローズアップ現代

3Dがビジネスを変える

早稲田大学 教授 河合隆史さん

立体映像の場合、コンテンツを作る際に、現状では、少なくてもある種芸術的な素養と、工学的な知識であるとか、技術が必要です。そういう意味で、そうした人たちをいかに育成するか、また、どうやってそもそも作り方とかを体系化して、あるいは標準化していくのかと言ったことを、また生体への影響とか、そういったもろもろ含めて、ある意味、非常に広い取り組みが必要だと思いますね。特に、日本では産学官による体制で、そういった取り組みがすでに始まっているものもあります。

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開花の早まりが、この数年間は、20年前と比べますと、北の方だと約7日間短くなっておりますけれども、南の方だと、これが3日ぐらいしか縮まってない

2009年12月10日放送 NHK総合 クローズアップ現代

くだもの異変!?

農研機構 研究管理監 森永邦久さん

北の方と南の方では、温暖化の影響がかなり違ってくるというのがわかっておりまして、私たちが持っているデータでは、例えば、なしの場合、開花の早まりが、この数年間は、20年前と比べますと、北の方だと約7日間短くなっておりますけれども、南の方だと、これが3日ぐらいしか縮まってないということですね。全体に、一緒にずれるんではなくて、全体に圧縮されるというような感じになると思います。
冬の寒さでは、果物の種類によりますけれど、開花に必要な低温時間というのがだいたい決まっておりまして、この低温時間を経ないと花が咲かないというような性質を持っております。従いまして、将来温暖化が続きますと、だんだんひどくなりますと、花が咲かないということが考えられます。

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共生型というのは、地域に開かれた介護というふうに言われていおりまして、地域のいろんな方々がそこに出入りすることによって、質をチェックする

2009年12月9日放送 NHK総合 クローズアップ現代

失われた力からを呼び覚ませ 共生型介護

日本福祉大学 教授 平野隆之さん

これまで福祉というのは、対象別介護を進めてきたわけですね。そういう意味では、新しい介護を推進する組織と言いますか、行政組織というのがないわけです。佐賀の例では、地域福祉課がその推進している部署としてあったわけです。そういう意味では、新しい地域福祉のような部署が積極的にその実施を認めて、措置を取らない限り、なかなか進まないというのが現状だと思います。
佐賀に見られるように、ある意味ではその地域に先駆的に実践があって、それを県が評価して推進しようというような形が最も理想なので、あまり国が基準を設けて、共生型を推進するということは、必ずしも適切ではないように思います。
現在、ある意味では、共生型介護というものの基準というものを行政が分からないわけですよね。どういう介護かがわからない。そういう意味では、行政がそれを規制するという子は非常に難しいわけです。先駆的に実践している人の力を借りて、ある意味では相互評価のような形で、その質を担保するというような形が、一つの方法なんではないかと思います。
とりわけ、共生型においては、子供を預けているお母さんという立場では、果たして子供にとって、共生型がどういう意味があるのかというような厳しい目を持って入っていくし、また、共生型というのは、地域に開かれた介護というふうに言われていおりまして、地域のいろんな方々がそこに出入りすることによって、質をチェックするという機能がとても重要な機能として言えると思います。

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日本民族にとって、戦争とはなんであったかということをみんなして向き合ったことがなかったんだと思います

2009年12月8日放送 NHK総合 クローズアップ現代

さまよう 兵士たちの日の丸

作家 半藤一利さん

戦後日本というのは、言葉では民間人を含めますと310万人もの尊い犠牲者の上に、私たちは国を復興させて、繁栄に導いたと言いますけど、私はそうではないんではないかと思うんです。言葉では、そう言いますけど、戦争があまりにも悲惨でしたから、本土で空襲警報でやられましたから、あまりに惨憺たるもので、戦後日本人というのは、戦争というのは悪であると。こんなものに面と向かいたくないという思いがあったんですね。かなりみんなそっぽ向いたんですよね。ですから、一生懸命国をつくることだけに一生懸命になったと。ですから、戦争というものが本当に民族の思想化していないんですね。日本民族にとって、戦争とはなんであったかということをみんなして向き合ったことがなかったんだと思います。それが今日のさまよう日の丸と言いますか、遺骨であろうが、遺品であろうが、誰も顧みないという状態を生んでいるんだと思いますがね。

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日本の核政策というものについて、もう一度しっかりと考え直さないといけない、そういう時期だと思います

2009年12月7日放送 NHK総合 クローズアップ現代

核密約 岡田外相に問う

岡田克也 外務大臣

密約とは一応切り離しているんですけど、日本の核政策というものについて、もう一度しっかりと考え直さないといけない、そういう時期だと思います。ブッシュ政権の時、核の先制使用もいとわず、あるいは新しい核爆弾も開発すると一時期いっていたブッシュ政権と、核なき世界を目指すオバマ政権、考え方全然違います。我々とオバマ政権の違い、その中で、いっぺんに核なき世界というのは実現しませんから、そのために、具体的にどういうステップを踏んでいくべきかということを、私は日米間でもしっかりと議論をして、現実的で、しかし確実な核の軍縮とか、あるいは不拡散ということを実現するための政策、日米が主導して作っていくべきだと、そういうふうに思っています。

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社会を変えようと思い、いてもたってもいられなくなるだろうかと。それが私の望みです

2009年12月3日放送 NHK総合 クローズアップ現代

反骨の映画監督 マイケル・ムーア

私は映画の製作に取り掛かるときは、いつもスタッフのこう言うんです。映画館にいることを想像してみてほしい。そして、この映画を見たら、みんなが動き始めるのかということを。つまり、社会を変えようと思い、いてもたってもいられなくなるだろうかと。それが私の望みです。映画を観終わって、皆が立ち上がり、お互いに声を掛け合う。すごい、私たちも何かをしなくてはと。その気持ちを家に帰っても持ち続け、自分たちには何ができるだろうかと具体的な行動を起こすことを願っています。

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今、山内さんも上がっているというか、評価もされているんですけど、必ずこういうのって、落ちてくるときがあって、でも、そういう時にこそ、頑張ってほしい

2009年12月2日放送 NHK総合 クローズアップ現代

故郷に美少女が来た

映画作家 河瀨直美さん

絶対的に継続というのがテーマになってくると思うんですね。今、山内さんも上がっているというか、評価もされているんですけど、必ずこういうのって、落ちてくるときがあって、でも、そういう時にこそ、頑張ってほしい。例えば、私はこの村をテーマに、いい町をテーマに映画を撮るとしたら、こういうパッと打ち上がった花火がまず最初で、これからこの町を荷っていく若者が、この町に誇りを持つ、宝に思うというふうに、また新しい何かが生まれていくというようなストーリーにしていくんじゃないかと思うんですね。私の暮らす奈良でも、今、奈良国際映画祭を立ち上げようとしていて、そこの一番の柱にしようとしているのが、奈良という地域で、新しい監督さんに映画を撮ってもらう。東アジアの新しい監督さんに来てもらって、日本人と融合して、地元の人が、地元のことを誇りに思うような映画を撮れればいいなというように思っているんで、それは継続がテーマなので、ぜひ山内さんにも負けないで、一緒に故郷というものを大切にして。

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