脊柱起立筋と大体の屈筋伸筋が、非常に関取になると鍛えられて
2009年6月29日放送 NHKh アインシュタインの眼
大相撲 スピードと衝撃の世界
日本大学 近藤正勝教授
下から上に押し上げるような形で、立つということが一番大前提ではないでしょうかね。下から押し上げていくという形を取るには、45度ぐらいの角度の中から立っていったほうが有利だと思いますね。
足のつま先で蹴るのと、足の長さ全体を使うのとでは、床反力が全然違うんですね。足全体を使った方が、床反力が大きい。つま先というのは、関節がどちらにも不安定になってしまいますし、揃っていたんでは、関節が非常に弱くなっちゃうんですね。
同愛記念病院 医学博士 土屋正光先生
立ち会いで衝撃力を加えていくのには、股関節を伸ばすということで、脊柱起立筋と大体の屈筋伸筋が、非常に関取になると鍛えられて上に行っているんだと。要するに、体を動かす駆動力を上手に鍛えているということがよくわかると思います。
四股を踏んだり、摺り足をしたりして、実際の体の圧力が足の裏に来るわけで、それを支えているうちに、厚みが出て、それが衝撃から守ったり、体全体の防御の土台になっているんじゃないかと思いますね。
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