ゼニヤッタはスタートしたときに、左手前で出てしまっているんですよね。そこをスミス騎手は右手前に変えさせようとしております
2009年11月22日放送 NHK BS1 世界の競馬
JRAアドバイザー 岡部幸雄さん
まず一つ目のポイントとして、ゼニヤッタはスタートしたときに、左手前で出てしまっているんですよね。そこをスミス騎手は右手前に変えさせようとしております。なぜかというと、ゼニヤッタは非常に大きな馬ですから、途中で手前が逆になったりすると非常に力をロスしますから、そこを意識して、変えさせております。
3コーナーに入って、徐々に差を詰めていくんですけど、4コーナー手前まで、前の馬との距離をわざと開けているんですね。強かったのは、その距離をずっと保っているわけです。前の馬との距離が大分離れていますから、近づきたい、追いつきたいという意識が強いわけですけれども、そこをしっかりと距離を取って、前の様子を見て、自分がどこに行ったらいいかなというのを冷静に見て乗っていますよね。斜めに徐々に上がって、すぐに外に切り替えして、マイク・スミスの本当に冷静な判断ですよね。ブリーダーズカップ史上、あれだけ後方からクラッシックを勝った馬というのはいないと思うんですね。本当に歴史に残る馬だと思います。
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