2009年11月11日放送 日経CNBC ラップトゥデイ
経済解説部 中嶋健吉さん
かろうじてプラスということですよね。11月に入って、7営業日経過したんですが、日経平均だけをみると、5勝2敗なんですよね。ただ、この7日間、すべてにわたって、年初来高値銘柄数が、年初来安値銘柄数を下回っているということですよね。これが今のマーケットの現状だと思いますが。
(ゴールドマン・サックスがNTT、ドコモを買い推奨にしたということなんですが)非常に違和感のある買い推奨なんですよね。ゴールドマン・サックスが持っています先物のポジションなんですよね。自分のディーリングアカウントなのか、客注なのか、その辺ははっきりしません。ただ、結果としてこういうポジションになっているということですが、建て玉としては、日経平均先物を6000枚ショート、昨日も733枚売り越し、反対に、TOPIXはなんと2万枚以上の大きなロングになっていますね。そして、昨日だけで、5800枚強買い越していまして、そのうちの約4900枚、これは立会外での取得になっているということなんですよね。これは何を意味するかと言いますと、少なくとも、通信がTOPIXに対する影響度が非常に強いと。ちなみに、今日のTOPIXの上昇寄与率のトップは、NTTなんですよね。これがプラスの0.5。ドコモが第6位で、プラス0.12の寄与になっているということで、やはり何かの思惑があったと言われても、仕方がないのかなという気がしますよね。
(クレディ・スイスが日本株の株式の比重を落としたということなんですね。)なんで、この時期にということが出てくるわけですね。ベンチマークに対して、従来は約2.5%日本株の比重をオーバーウエイトにしていたということですよね。これをベンチマーク並みに引き下げたと、こういうことなんですよね。
ポジションを見ておきますと、クレディ・スイスは10月27日からほとんど毎日売り越しを続けているんですよね。日経平均先物をその結果、約1万7000枚のショート、TOPIX型は1万1000枚のショートになっていると。昨日あたりから、ぽつぽつと買い戻しの動きが出ているようですけれども、これなども、こういう悪材料を出して、マーケットが下がったところを見て、買い戻しに入るというふうに見られても仕方がないということで、かような形で、外資系証券が、あえて悪役とは言いませんけれども、こういう自由闊達なことをできてしまうほど、非常に薄い、底の薄いマーケットになってしまったなというのは残念ではありますよね。
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