為替のユーロがちょっと弱くて、これが波乱の芽として残ったかなという感じがありますですね
2009年12月18日放送 テレビ東京 NEWS FINE
岡三証券 理事 永見和彦さん
週を通して見れば、動きがちょっと少なかったなということですけれども、ただ、週半ばには、銀行の新自己資本規制、これの導入延期という話が出ましたし、円高の一服ということもあって、比較的堅調だったということですけれども、ただ、週末になりまして、ニューヨーク株がちょっと軟調だったということと、為替のユーロがちょっと弱くて、これが波乱の芽として残ったかなという感じがありますですね。
ユーロはドルに対しても、円に対しても弱いんですね。ユーロのひとり負けになっているんですけれども、なぜかというと、ユーロの中の、たとえば、ギリシアの国債の格下げですね、スペインやアイルランドなどの財政赤字の問題がちょっとクローズアップされてきていますので、その辺ちょっと懸念されるということだと思いますですね。
今日は、一時127円半ばぐらいまで円高ユーロ安が進みましたので、結構日本の輸出企業、ユーロをこの下期、前提を130円ぐらいでみているところがありますので、130円を切ってくると、ちょっと業績に懸念が出てきますので、嫌気されるところがあるみたいですね。
意外と自動車はドルのほうがウエイトが高いんですが、ユーロの場合は、電機、精密というところですね。特にソニーなんかはちょっと高いようですので、影響が大きいみたいですね。
8月26日の高値、10月の高値を結んだトレンドライン、上値抵抗線ですね、これがずっとできたんですけれども、ここをやっぱり抜けなかったんですけれども、ここにきて、ちょっと抜けるかなあというところに来ていますので、まだはっきりわかりませんけれども、ここを抜いてくれば、このトレンドラインを抜くことになりますので、ちょっと先行き希望が出てくるということだと思います。もうひとつは25日移動平均線と75日移動平均線がまだ先ですけれども、ちょっとゴールデンクロスの期待も出てきているということですね。
11月以降、ニューヨークダウはもちあいですね。完全な持ち合い症状になっているということで、上に行くか、下に行くかということですけれども、ナスダックのほうは、どちらかというと、下値も上値も切り上げ型になっていますので、ナスダックは強いですね。これは上放れの期待というのが出てくると思います。ただ、今、状況を考えてみますと、アメリカのほうは出口政策、それが意識され始めているところなんで、相場でいうと、やや金融相場から業績相場への移行期、まだ序の口だと思うんですけれども、端境期に来ている可能性もないとはいえないので、ややもみあい続く可能性があるのかなということだと思いますですね。
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