カテゴリー「歴史秘話ヒストリア」の14件の記事

日本を離れて400年近く、屏風はヨーロッパと、地元大阪の研究者が手を携えることで、本来の姿が明らかになったのです

2009年12月9日放送 NHK総合 歴史秘話ヒストリア

古城に眠る秀吉のBeobo 新発見 大坂図屏風の不思議な旅路
 
数奇な運命を経て、現代にわたった大坂図屏風ですが、バラバラにされ、中国風の絵とともに壁にはめ込まれたため、長い間、その正体は分かりませんでした。この屏風が大坂を描いたものだと判明したのは2005年のこと。ドイツの日本文化研究家、エームケ教授が城を訪れ、天守の形や街の様子から豊臣時代の大坂だと鑑定、翌年、エームケ教授の大阪訪問をきっかけに、関西大学と大坂城天守閣の研究チームが調査を行い、確認がなされました。日本を離れて400年近く、屏風はヨーロッパと、地元大阪の研究者が手を携えることで、本来の姿が明らかになったのです。

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友情の結晶みたいなのが、実は柿食えばの句なんですね。だけど、この二つ並べた時に、やや問題になるぐらい似ているですよ

2009年12月2日放送 NHK総合 歴史秘話ヒストリア

友よ、泣かずに笑え 正岡子規 闘病を支えた絆

俳人 坪内稔典さん
一つの俳句ができるには、いろんな要因があるんですけどね。東京に帰っていこうという旅ができるようになったのも、漱石との暮らしの中でもう一回よみがえったかもしれませんね。そして、漱石の俳句が直接的には影響して、柿食えばということになったんでしょう。だから、友情の結晶みたいなのが、実は柿食えばの句なんですね。だけど、この二つ並べた時に、やや問題になるぐらい似ているですよ。だけど、そこは友情のある二人の間柄ですから、そんなことはどうでもいいと思うんですね。

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武士は食わねど高楊枝という見栄と名門意識の否定とともに、実生活に価値のないものというのを上杉鷹山は認めないんでしょうね

2009年11月25日放送 NHK総合 歴史秘話ヒストリア

ただ、人を助けたい 直江兼継と義の後継者たち

作家 童門冬二さん
最上も伊達も徳川家康方になっちゃんたんですよ。やっぱり上杉家にとっては、大きい脅威ですよね。やっぱり負けたからと言ってね、軍事力を縮小するわけにはいかない、だから、それをそのまま保存していくという意味では、リストラもできないということでしょうね。
今で言うと、商事会社の社長さん的な感覚じゃないですか。つまり、武士だと言って、武士は食わねど高楊枝という見栄と名門意識の否定とともに、実生活に価値のないものというのを上杉鷹山は認めないんでしょうね。壁がある、それをぶち破っていくのは、意識の改革もあるけれども、実際行動として、手足を動かしていくことが一番大事だよということですね。

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窮地を切り抜ける政宗の機転というのは、相当効いているなという感じがしますね

2009年11月18日放送 NHK総合 歴史秘話ヒストリア

いつも崖っぷちだった 独眼竜 伊達政宗の世渡り人生

東北大学 名誉教授 山田勝芳さん
中国の故事、それを歴史書などを通じて、こういうことがあったよと教えた、それが大きな影響を与えたんじゃないかなと思いますね。具体的には、中国の唐末五代という時代の武将なんですけれども、李克用という人物が独眼竜といわれて。すでに前例として、非常に優れた武将がいたということ。これは大きな希望になったんではないかと、政宗にとって。

東北大学 東北アジア研究センター 教授 平川新さん
やはり秀吉政権のもとで、どうやって生き延びていくかという意味で、政宗一流のよく考えられた演出だったというふうに思いますね。その後、家康に対しては、こういう派手な振る舞いはあまりやっていませんので。

銅を改めて入手するには、手間がかかるわけですね。間に合わないだろうと。ただ、伊達領には、鉄の産地がありましたので、鉄の手持ちがたぶんあったんだろうと思います。これが返って、鉄の塔は政宗だけですから、目立たせることになったということになるんではないかと思いますね。こういったようなところを見ても、窮地を切り抜ける政宗の機転というのは、相当効いているなという感じがしますね。

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当時考えられる最高のメディア戦略だったんじゃないでしょうか

2009年11月11日放送 NHK総合 歴史秘話ヒストリア

フリーをなめたらいかんぜよ 坂本龍馬と海援隊 夢と挑戦の日々

九州大学 准教授 鷲崎俊太郎さん
非常に危ない橋を渡っているなと感じますよね。ただ、海援隊のメンバーというのは、元は武士だったのかも知れませけれども、脱藩をしたり、自分たちの身分を捨てて、そういう結集をしてきた人ですから、その藩の枠を超えて、自分たちも利益を出せるならば、やってみたいということがあったのではないでしょうか。

現代龍馬学会 加藤貴行さん
いろんな藩から長崎に来られているわけなんですね。彼らの情報交換の場が、ここ丸山だったんです。丸山において、新しい、最新の情報を彼らは手に入れることができた。龍馬が丸山で歌を流行らせたということは、各藩の日本全国ですね、その歌の情報が広まるということです。当時考えられる最高のメディア戦略だったんじゃないでしょうか。

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彼は体を張ってでも、それを阻止しようとした

2009年10月28日放送 NHK総合 歴史秘話ヒストリア

東京大学大学院 教授 藤田覚さん

遠山家の家督を継ぐのは、何十年先になるかわからない。30過ぎる、40過ぎるかもしれない。そう思いますとですね、その間、何をやって生きていけばいいか、そういう中で、彼も放蕩無頼な暮らしをした可能性が確かにないわけではないし、否定はできないと思います。

いかに江戸の町、都市の秩序を維持していくか、これは一方的の物事を押し付ければ、維持できるというものではないわけですね。住民の合意とか、納得とか、そういうものを得ながら維持していく。それを押しつぶそうとする、否定しようとする、だから、彼は体を張ってでも、それを阻止しようとした。

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自分たちの先祖の人たちがどういう生き方をして、そういう歴史を歩んできたかというのを学んでこそ、生きる力となるんじゃないかな

2009年10月21日放送 NHK総合 歴史秘話ヒストリア

南の島の先生 命がけの密航記 教え方を求めて3000キロ

中学校教師(当時) 肥後敬さん
全然資料もないし、何もないわけですからね。ただあるのは、昔からの教科書があるだけ。交通が遮断されているわけですから、何も持ってくることも、送ることもできない、話を聞くこともできんわけですから、シャットアウトされたわけですから。一日でも早く、一人でも早く、学びたいと、知りたいと。

中学校教師(当時) 純田宏さん
教えるほうでは、戦時中は、絶対従うような教師一方通行ですよね。ところが、戦後になったら、個人を大事にするわけですから、いろんな個人の考えるような方法に変わってきた。ところが、個人指導で、考えを出させて、それを統合させるとなると、時間がかかりますよね。そこに、教える技術が必要になってくる。いかにして、一人一人を見落とさないように、やるかですよ。

中学校教師 岡村克久さん
歴史を通して、自分たちの郷土に誇りを持つということですよ。どこに行っても、奄美出身だと言えるということですよ。やっぱりそこに尽きると思いますよね。自分たちの先祖の人たちがどういう生き方をして、そういう歴史を歩んできたかというのを学んでこそ、生きる力となるんじゃないかなあと思いますよね。

中学校教師 星村博文さん
島を誇りに思えないというか、やがて都会にあこがれて、出ていこうというのがすごくあって、田舎は不便だなとか、悪いイメージしかなかったんですが、今になって、奄美の歴史や文化や暮らしというんですか、そういうのを見直そうという動きが出てきて、こういう取り組みにつながっているんですが。

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極端な言い方をすれば、民衆の犠牲の上に、国家をどんどん強くしていった体制ですからね

2009年10月14日放送 NHK総合 歴史秘話ヒストリア

俺がやらなきゃ誰がやる 勝海舟 第2の人生の使い方

国立歴史民俗博物館 准教授 樋口雄彦さん
静岡半にとっては、多過ぎる藩士を減らすということにもなるわけで、口減らしという意味もあったわけですので、本人のためにも、静岡藩のためにもなるし、引いては日本全体に、その人材の能力が活用されるということを勝海舟はちゃんと分っていたんだと思います。

作家 半藤一利さん
明治という時代を学校で習ったように、輝かしい時代のようにみんな思うんですが、そうではありませんから。極端な言い方をすれば、民衆の犠牲の上に、国家をどんどん強くしていった体制ですからね。それは、国民の立場に立つような人の目から見れば、ちょっとやりすぎじゃないのと、ちょっと急ぎすぎじゃないのと、おまえたちは勝手すぎるんじゃないのというようなことは、だれの目にも分ったと思いますよね。それを言うか、言わないかですから。勝さんは言ったんですよね。勝さんは言い続けたんですよね。死ぬまで言い続けましたからね。余計なことと言えば、余計なことでしょうけど。

慶喜という名前は、使いどころがたくさんあるんですよね。そういうときに、勝はもう一遍そんなことをやったら、今度こそだめですからね。今度こそ賊将のままで終わってしまいますから。ですから、それは抑えなければいけませんよね。とにかく静岡に行っていただいて、静かにしていていただく。

徳川宗家を立てるのが、海舟の立場なわけですよね、元幕臣の。元幕臣は徳川宗家を立てる。慶喜は関係ないんですよね。本当は。歴史からは。だけど、そういう意味では、慶喜にこだわっているというのは、海舟独特のこだわりかたなんですよね。お互いに誤解したまま、すれ違いのまんま、あの世に逝きたくないという思いは常にあったと思いますよね。

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大仏殿を再建するということにかかわれるということにうれしさがあったかと思います

2009年10月7日放送 NHK総合 歴史秘話ヒストリア

奈良の大仏 奇跡の復活劇 それは少年の涙から始まった

奈良国立博物館 学芸部長 西山厚さん
もう100年その状態が続いていたわけですから、いわばそれが当たり前のわけです。そこまで切実な思い、思っている人はいなかったんではないでしょうか。

東大寺長老 森本公誠さん
聖武天皇と同じように、心のこもったものにしなければいけない。その場合も、ただ単に、幕府からお金をもらって、立てるんではなくて、人々の心をいただくという意味で、人々の中に入っていって、一人一人から何かしらの喜捨を得られて、そうして大仏さんを作られたと。

宮崎 白鳥神社 宮司 新宮敏郎さん
直径が1.4メートルと言われています。神社としては、よくよくのことがないと、神木というのは、切ったり、持ち出したりすることはないわけであります。その当時、大仏殿という日本を守る仏様ということで、その仏様を支える、守る神様として運ばれたんではなかろうかと私は思っています。

東大寺図書館 坂東俊彦さん
大仏殿を再建するということにかかわれるということにうれしさがあったかと思います。息を合わせるために、ドラが鳴ったり、太鼓が鳴ったり、旗が振られたりして、町ぐるみで参加したりするので、その辺は街のお祭りの大きなもの的な感覚があったんだと思うんですけどね。

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技を修練する過程で、最も有効な方法、合理性水準の高い方法、これを掴みなさい

2009年9月30日放送 NHK総合 歴史秘話ヒストリア

最初はひ弱なインテリだった 柔道を創った男 嘉納治五郎

講道館 図書資料部長 村田直樹さん
柔術を修行していく過程で、何が重要かというようなところに気付いたようなんですね。それは何かというと方法論です。何の方法論かというと、物事を達成するうえでの方法は非常に合理性を尊ぶというところを気付かれた。これが、非常にポイントだと思うんですね。ですから、技を修練する過程で、最も有効な方法、合理性水準の高い方法、これを掴みなさいと。

五島慶太
最初から最後まで、なにくそ、の1点張りで、ほかのことは何も説かない。しかし、いまでも頭に残り、一番役に立ったのは、このなにくそだった。これさえ忘れなければ、どんな困難にぶつかっても、やって行けるという信念が生じた。

筑波大学教授 真田久さん
クーベルタンの場合には、スポーツを通して、国際理解の輪が広がっていって、最終的な平和な社会を作り出すのに貢献すると。嘉納の場合にも、ほとんど同じように、スポーツ、あるいは武道を中心とした教育を持って、社会を変革していこうという、こういう思いは同じだったと思うんですね。

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