日本の場合は県同士、地域ごとの競争をやっているから、そうではなくて、自動車にしても電機にしても世界一を目指してやっている。そうしないと生き残れない

2012年 1月15日（日）産地発！たべもの一直線「佐賀　太良町発　クレメンティン」
　

農家…田島彰一さん

日本の場合は県同士、地域ごとの競争をやっているから、そうではなくて、自動車にしても電機にしても世界一を目指してやっている。そうしないと生き残れない。スペインと交流して初めて、私たちが隣の県と競争していたなということを感じて、彼らは世界中を相手に何でもやっているんで、やっぱり勉強になります。
競争はもちろんですけれども、協調をして生産者同士いいものを作り合う、それが消費者のためになると思うんですよね。見えるところでの生産、販売になるから、これも絶対にしなければならないことだと思いますね。

我々さけ節もし作るんだったら、やっぱり本物でなければ、将来機械化でやっても必ず手火山に戻ってくるだろうと思ったので、最初から厳しい道をと

2011年12月18日（日）産地発！たべもの一直線「北海道　標津町発　さけ節」
　

鮭節加工業…田村正範さん

我々がさけ節を作りたいという時に、焼津の鰹節屋さんのところにご縁があって、お伺いして、お願いしたときに、機械のことも話をされました。機械化ですると非常に楽だし、すぐ作れるよということを言われたんですけれども、最終的に我々は焼津の手火山作りの鰹節づくりを先に見学させてもらったんです。それに心を打たれて、これは本物だということで、我々さけ節もし作るんだったら、やっぱり本物でなければ、将来機械化でやっても必ず手火山に戻ってくるだろうと思ったので、最初から厳しい道をと。
機械化しなかったからこそ、大変だからこそ地元に雇用が生まれた。

景観がきれいになっているとイノシシも警戒するんですよ。草むらですとイノシシは警戒なしに降りてくる

2011年12月11日（日）産地発！たべもの一直線「福井市発　イノシシ」
　

畜産家…渡辺高義さん

私の地区は山間地なので、お年寄りもかなり多いので、草刈りとか、そういうのができない場合もあるいますので、そういったことでイノシシがだんだん里山に降りてきて。
景観がきれいになっているとイノシシも警戒するんですよ。草むらですとイノシシは警戒なしに降りてくる。
草刈りも毎年やらないといけないので、そういった手間もしない人が多いので。
イノシシの天敵がおりませんので、オオカミがいない、野良犬がいないということでイノシシが天下を取っていますね。
猟師もかなり高齢化になっていますので、若い人も入るように行政でも指導しているんですけど、今のところ少ないです。

父は職人なんで、口で教えるということは全くなかったですけれども、動きを見て覚えなさいっと言われたので、動きを全部数値化していって、ストップウォッチで測ったりとか秒数測ったりとかして、数値化していって覚えて行ったと

2011年11月13日（日）産地発！たべもの一直線「大分　宇佐市発　麦焼酎」
　

杜氏…四ッ谷岳昭さん

毎日同じことをやっているようで、同じものができてこないというところに難しさがあると思います。終わりのない探究ですね。これで終わりと思ってしまったら、創作意欲もなくなってもう駄目だと思います。

父は職人なんで、口で教えるということは全くなかったですけれども、動きを見て覚えなさいっと言われたので、動きを全部数値化していって、ストップウォッチで測ったりとか秒数測ったりとかして、数値化していって覚えて行ったと。

あまりにもかけ離れていたので、今まで麦焼酎を好んで飲んでいた方にとっては逆になんだこれはという感じで言われたりもしました。

ジャガイモそれぞれの味をもっと高めてあげようという努力をするようになってきました。出荷先からおいしかったよという言葉をいただくのが楽しみだと思います

2011年10月23日（日）産地発！たべもの一直線「北海道　上士幌町発　じゃがいも」
　
農家…村上知之さん

ジャガイモそれぞれの味をもっと高めてあげようという努力をするようになってきました。出荷先からおいしかったよという言葉をいただくのが楽しみだと思います。
ジャガイモの持つ味の一番いい状態で食べてもらいたいなという気持ちがあって、出荷する時期を見極めして出荷させてもらう。
私が住んでいる上士幌町というのはジャガイモを栽培するのには非常にいい土地だと思うんですよね。この土地で、家の家内、両親、そしてスタッフのみんなと楽しみながらいろいろなジャガイモに挑戦していきたいと思っております。

それもやっぱり現地に行って、見ていただいて、食べていただいて、初めて販売につながるんじゃないかと、こういうふうに思っています

2010年10月3日放送　ＮＨＫ総合　産地発　たべもの一直線　北海道　中札内村発　枝豆

農家　飯島哲郎さん

私たちは、もう日本で行き詰ったということではないんですね。海外にも私たちのものを輸出をするということは、生産者にしてはすごい誇りなんです。枝豆ばかりでなくて。ですから、生産者はずいぶん変わってきました。どういうことかというと、安全なものを、安心なものを作らなければ駄目だという意識が段々高まってきました。
ロシアに行って商談したときにこの枝豆に何の色をつけているんだという、このような指摘を受けてびっくりしたんです。説明すれば、こんなことになるんですかというような、それもやっぱり現地に行って、見ていただいて、食べていただいて、初めて販売につながるんじゃないかと、こういうふうに思っています。

私の友達はＯＬで、会社が職場です。私は農家なので、畑が職場なんですね

2010年7月25日放送　ＮＨＫ総合　産地発　たべもの一直線

和歌山　紀の川市発　桃

農家　稲垣明美さん

私の友達はＯＬで、会社が職場です。私は農家なので、畑が職場なんですね。髪飾りをしたり、お化粧をしたりすることは、自分の気を引き締めるということもあるし、頑張るぞという意味もあります。父親が亡くなってから、私は女伊達らに仕事をずっとやってきたもので、女なのにというのを逆手にとって、楽しみながらしたというのもあるので、髪飾りとか、自分の気を引き締めるためにお化粧道具とか、髪飾りは大事なものと思います。

機械を使うから、手を抜くんじゃなくて、機械を使った分、楽になったその時間をもっとより良い方向に、作る方向に意識を集中させる時間ができた

2010年7月18日放送　ＮＨＫ総合　産地発　たべもの一直線

沖縄　石垣市発　パイナップル

パイナップル農家　當銘敏秀さん

食べた瞬間に、次のものをもう一口食べたい。あっという間に、一個なくなっちゃいますよね。簡単に言えば、こういうことなんですけど、気づいていれば、もう全部食べちゃったという、おいしい、もうびっくりすると言わせたいですよね、そういう気持ちでいます。
機械を使うから、手を抜くんじゃなくて、機械を使った分、楽になったその時間をもっとより良い方向に、作る方向に意識を集中させる時間ができたということで、味を良くすることも機械化をすることによって実現できているんじゃないかなとは感じています。

まず思いついたのが、なぜは訪問販売だったんですよ。チラシ作って、配ったり、ミカンと一緒に一軒一軒回ったりもしたんですよ

2010年6月13日放送　ＮＨＫ総合　産地発　たべもの一直線

愛媛　愛南町　河内晩柑

農家　吉田浩さん

まず思いついたのが、なぜは訪問販売だったんですよ。チラシ作って、配ったり、ミカンと一緒に一軒一軒回ったりもしたんですよ。
思いついたものの、実際に行動に移す段階では、やはり家の前に立って、チャイムを鳴らして入っていくときはすごい緊張して、尻込みしたことも。モチベーションを上げるまでに時間がかかったりとか。入って、お話しすると、何が来たんだろうという対応だったんですが、中にはちゃんと話を聞いてくれて、ミカンなの、逆に、面白いね、あなたみたいな感じで対応してくれる方もいらっしゃって。
やめようかと思った、へこんだりもしていたんですけど、そのうちの一軒の方、贈られた先からまたリピーターの注文がありまして、それに凄く救われた感じです。
だから、訪問販売で自分でおいしさを伝えようと思ったんですよ。

できれば、よく熟したものをできるだけ早く消費者の皆さんにお届したい、それが一番の本分ですね

2010年5月16日放送　ＮＨＫ総合　産地発　たべもの一直線

千葉　南房総市発　びわ

農家　穂積昭治さん

完熟で出荷したほうがおいしいですね。早もぎしますと、どうしても酸が残ったり、果肉に問題が起こったりしますので、できれば、よく熟したものをできるだけ早く消費者の皆さんにお届したい、それが一番の本分ですね。多少は追熟があるみたいですけど、ほとんど追熟はないと言ってもいいんじゃないでしょうか。