カテゴリー「NHKスペシャル」の27件の記事

大きい国には、大きい国の性格があります。小さいことにはこだわらず、大きなもうけを狙っています

2009年12月13日放送 NHK総合 NHKスペシャル

チャイナパワー 
第3回 膨張する中国マネー

漢能投資集団 陳宏 CEO
大きい国には、大きい国の性格があります。小さいことにはこだわらず、大きなもうけを狙っています。中国企業の海外進出は、政府が決めた方針ですから。今後も変わらないでしょう。今は資源関連が多いのですが、これからは科学技術の企業や文化産業まで、積極的に海外まで進出していくはずです。我が国の海外投資は始まったばかりですよ。

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がんが難しい理由は、がん自体が使う仕組みの多くを正常な幹細胞もまた使っているということを私たちが理解し始めているからなのです

2009年12月13日放送 NHK総合 NHKスペシャル

立花隆 思索ドキュメント がん 生と死の謎に挑む

マサチューセッツ工科大学 ロバート・ワインバーグ 教授
この38年間で、私たちはがんになる原因を知るようにはなったのです。しかし、大部分のがんを治すということについて言えば、1971年と比較して、それほど向上してはいないのです。それはなぜか。私たちが学んだのは、どんなにガンの原因を解明しても、がんを完全に取り除き、がんを治すということは、想像以上に複雑で難しいということだったのです。
人体はきわめて複雑なので、60、70、80歳になるまで、体全体が崩壊しないなんて奇跡です。人体ほどの複雑な生命体を構築するのは非常に難しい。だから、すべての人が常にがんにならないことのほうが奇跡なのです。

ジョブズホプキンス大学 グレッグ・セメンダ 教授
がんは血管を作って育とうとしますが、たいていのがん細胞は十分な酸素が得られない。そこで、がんは自然に低酸素の状況に順応しなければならなくなります。つまり、がんの中では、自然淘汰が起こるんです。そして、低酸素の状況でも耐えられるように変化を遂げたがん細胞だけが生き残るのです。このようにして生き残ったがん細胞は、通常ならば細胞を殺すはずの放射線や抗がん剤治療にも抵抗力を持つ強力な細胞になってしまうんです。

カリフォルニア大学 サンディエゴ校 ランダル・ジョンソン 教授
がんにかかわる遺伝子には、生命の生存のために最も基本的なものが数多くあります。HIF-1は海と陸を行き来し、低い酸素の場所と低い酸素の場所を行き来した初期の生物にとって、極めて重要であったはずです。このような理由で、低酸素に対応する能力というのは、初期の動物にもあり、彼らはHIF-1遺伝子を持っています。ですから、HIF-1は動物の進化の中でずっと保存されてきたと考えられるのです。

アルバート・アインシュタイン医科大学 ジェフリー・ポラード 教授
マクロファージは死んだ細胞なら食べます。しかし、この状況でマクロファージはがん細胞を破壊するのではなく、がんの進行をむしろ促進しているのです。

スタンフォード大学 マイケル・クラーク 教授
がんが難しい理由は、がん自体が使う仕組みの多くを正常な幹細胞もまた使っているということを私たちが理解し始めているからなのです。ですから、正常な幹細胞に影響を及ぼさないで、がん細胞の機能だけを止めるのは大変難しいのです。もし同じ部分を攻撃すれば、正常な幹細胞に致命的な毒となり、患者は生存できないからなのです。

京都大学 山中伸弥 教授
iPS細胞を作る過程でも、やはりがんが起こる過程と、本当に重複している、よく似ている、紙一重と強く感じていますから、両極端の細胞のように思われるんですが、実際は本当によく似ていると。同じものを僕らは見ているんじゃないかと思えるぐらいもあるくらいですから。
再生能力というのは、がんになるのと紙一重だと思うんですよ。高い再生能力を持っているということは、その生物は確かに足が切れたら足が出てくるかもしれないが、同時にがんがすごくできやすいということじゃないかなと。だから、どっちを取るか、という究極の選択をせんかあかん。そのために、涙をのんで、再生のほうを犠牲にしたんではないかと僕はすごくひとり納得して思っているんですね。

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戦果が上がらなかったと言って、戦果をねつ造してまで、九軍神というものを仕立てたと。これは二重三重の罪悪を犯したことになると思いますね

2009年12月9日放送 NHK総合 NHKスペシャル

真珠湾の謎 悲劇の特殊潜航艇

軍事研究家 パークス・スティーベンソンさん
特殊潜航艇が日本とアメリカ両国で、プロパガンダに使われたのは、興味深いことです。日本は真珠湾攻撃の成功を誇張するために利用しました。アメリカは国民を戦争に追いたてる道具として使いました。なぜアメリカ軍は横山艇をごみのように扱ったのか、それは日本が横山艇を英雄として持ち上げたからではないでしょうか。敵国日本の英雄は、アメリカにとっては何の意味もないという意図が込められていたのではないでしょうか。

特殊潜航艇乗組員 植田一雄さん
戦果が上がらなかったと言って、戦果をねつ造してまで、九軍神というものを仕立てたと。これは二重三重の罪悪を犯したことになると思いますね。上げる、上げないは問題じゃないと思うんですね。はっきりと、こうこうこうやってやったと。それは立派だったけれど、不運にして、戦果はあげれなかったと。それならそれでいいと。それが恥ずかしければ、発表しなければいいんですよね。死ぬということが戦果をあげる条件だと、こういうふうに思わせたわけなんですよね。そういうことは非常に華々しいですから、若者が飛びつくと。それが終戦前の、いわゆる特攻隊に結びついたんだと。

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作品が面白ければ、世界が私たちについてきます。海外の観客に媚びた映画を作る必要はなく、中国人自身が自らの創造に自信を持つべきなのです

2009年11月22日放送 NHK総合 NHKスペシャル

チャイナパワー 
第1回 電影革命の衝撃

監督 プロデューサー ピーター・チャンさん

結局、映画は面白くなければ意味がないのです。今の私にとって大切なのは、ここ中国でまったく新しい映画のコンセプトを作り上げることです。今後の映画市場における一つのモデルになるような、これまでにない映画作りに挑戦したいと思っています。

今が勝負の時です。市場の過熱と観客動員急増の勢いを利用するのです。ハリウッドでの経験もおそらく役立つはずです。ハリウッドが合理的なのは、世界数十億の市場に向き合っているからです。しかし今、中国も数億、あるいは十数億の客に向き合っています。この中国で、まずはどんなビジネスアイディアも実験してみることが大切だと思っています。ハリウッドとは違い、過渡期にある中国では、真っ白なキャンバスに誰もが自分の理想を描いてみることが許されるのです。

ハリウッドにはハリウッドでのやりにくさがありました。中国の管理当局のほうが、ましだと思えることがあるくらいです。いずれにせよ、一人で制度を変えることはできません。しかし、まず制度の範囲内でやることをやり、状況が変わるのを待てばいいのです。私たちが作る映画が結果を出せば、映画産業全体がさらに力をつけることになり、結果として制度もついてくると思います。

重要なのは、目の前の市場です。もうハリウッドではありません。思いあがるわけではないですが、いずれ私たちの撮る宇宙のシーンが、彼らより優れているとわかれば、結局、彼らも中国映画を見るようになるでしょう。

作品が面白ければ、世界が私たちについてきます。海外の観客に媚びた映画を作る必要はなく、中国人自身が自らの創造に自信を持つべきなのです。空疎な作品は当然ながら中国国内でも支持を得られません。私たちは、もっと文化的で、現実味のある本当に面白い作品を制作すべき時に来ているのです。

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原子や素粒子などの世界はまだ完全には解明できていません。リーマン予想は、そのミクロの世界の空間を理解することにつながるのです

2009年11月15日放送 NHK総合 NHKスペシャル

魔性の難問 リーマン予想 天才たちの闘い

パデュー大学 特別教授 ルイ・ブランジュ博士
原子や素粒子などの世界はまだ完全には解明できていません。リーマン予想は、そのミクロの世界の空間を理解することにつながるのです。

プリンストン高等研究所 名誉教授 フリーマン・ダイソン博士
お茶の時間に出会ったモンゴメリーは、どういうわけか私に、ゼータ関数のゼロ点の話を始めたのです。私の研究分野とはかけ離れていました。しかし、彼はゼロ点の間隔の数式もすでに分かっていると話を続けたのです。

私はそれはすごい。その式は、ウランなどの重い原子核のエネルギーレベルを表す式とそっくりじゃないかと答えました。なんたる偶然でしょう。数学と原子核物理学という全く無関係の分野の二つの式が、ピタリと一致したのです。

ミシガン大学 教授 ヒュー・モンゴメリー博士
ダイソンに、何を研究しているって、尋ねられた私は、式の形を示して、こんな形の式になると答えたのです。すると、ダイソンの顔つきが変わりました。

オックスフォード大学 教授 マーカス・デュ・ソートイ博士
一体だれが、素数が原子核と関係があるなどと予想できたでしょうか。素数の謎を追い求めていた人は、整数論の世界で研究を進め、それとは関係なく、原子核の謎を追っていた人は、物理学の世界で研究を進めていました。ダイソンとモンゴメリーの出会いは、突如として、この二つの世界を融合させたのです。

コンヌ博士の非可換幾何学は、信じられないくらいの可能性を秘めています。物理学者がこの宇宙を理解するためにも利用し始めています。その最新の幾何学を使って、今、素数を理解しようとしているのです。ですから、そのことは、素数と、この宇宙との非常にエキサイティングなつながりを示していると言えます。

アメリカ数学研究所 教授 ブライアン・コンリー博士
1996年までは、数学者は自分がリーマン予想に取り組んでいることを知られるのを恐れてきました。それはまさにタブーだったのです。しかし、ようやく様々な知識を結集するための木が熟したようでした。

コレージュ・ド・フランス 教授 アラン・コンヌ博士
私は会議の出席者たちに必要なのは、ミクロの空間に対する新たな知識だと気付いたのです。それは、素数と関係したある種の波を持つ空間です。ダイソンとモンゴメリーの発見を理解するために必要なのは、ミクロの空間に関する新たな考え方だったのです。そして、その空間は、私が研究していた非可換幾何学と完璧に一致すると気付きました。

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この人物は意外と気が弱いんではないかと。これはどんどん押していくべきだなと、その時思いましたけどね

2009年11月8日放送 NHK総合 NHKスペシャル

秘録 日朝交渉 知られざる核の攻防

内閣官房副長官(当時) 安倍晋三さん
それまで割と快活な雰囲気だったですね。時折見せて。あの時、キムジョンイル委員長の顔は固くなりましたね。文章を読みながら、上目遣いに小泉総理の表情をうかがうという感じで、説明をしていました。私は、それを見ながら、この人物は意外と気が弱いんではないかと。これはどんどん押していくべきだなと、その時思いましたけどね。
話し合うのか、戦争をするのか、決断の時だと。アメリカとは、一回戦争をしてみなければいけないかもしれないと。戦争をしてみないとわからないだろうという言い方すらしたんですね。ですから、非常に感情的になっていた。感情的になっていたということはですね、ある意味では、私はこれについては非常に追い詰められていたなと思うんですね。

外務省アジア大洋州局長(当時) 田中均さん
小泉さんとも、北朝鮮の問題については、たぶん何百回と話をした。その時、総理と話していたのは、朝鮮半島の平和を作るとはどういうことかという問題意識だったんですね。核の問題も、ミサイルの問題も、それまでの日本というのは、蚊帳の外だったんですよ。
94年の枠組み交渉のときには、日本は入れなかったわけですよ。韓国も入れなかった。私はね、あの時本当にそう思いましたよ。日本ほど核の脅威にさらされる国はないにもかかわらず、日本が直接の当事者でなく、合意が作られるということに対して、私は非常に強い思いを持った。そんなことがあってはならない。したがって、今度、核の交渉をするときには、それは必ず日本も、韓国も入った形でやらなければいけないし、それが6者の枠組みということではないかと。6者協議をこの機会に作るというのが、日本にとっても、北朝鮮にとっても、周りの国にとっても、一番好ましいことではないかと。

外務事務次官 薮中三十二さん
日本国内の世論の反発の強さに驚いたんだと思いますですね。そこは、体制の違いとか、あるいは一人一人の命の尊さ、それに対する受け止め方、感情の違いとか、向こうからすれば、こんなはずではなかったと。こちらからすれば、北朝鮮の説明はとんでもないと。このギャップというのは非常に大きかったですね。
北朝鮮からみると、国際情勢、アメリカのイラク攻撃ということを目の当たりにしましたから、相当まあ、恐怖感というのを持ったんだろうと思いますね。それが、一つの大きな背景としてあって、本当に、その言葉通りかどうかわかりませんけど、相当孤立感を持っていることは事実なんですね。そこで、恐怖もあると。そのためには、なかなか手放せないということだと思いますね。
丁々発止のやり取り、かつ何も見ないで、二人はその場でどんどん話し合うということ。そういう中で、割と思い切った発言がキムジョンイル総書記のほうからあった。
この時のポイントは、凍結は廃棄に向けての、あるいは非核化に向けての第一歩だと。それから国際的な査察を受ける用意もあるんだと、この二つの点が、当時ですよ、今思うとそれがどのくらいの進捗になるのかという問題はあるのかと思いますけど。

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自分たちで、自分たちの生活を作るんだと。そういう意識が今度の政権交代で芽生え、定着すれば、僕の本懐

2009年11月3日放送 NHK総合 NHKスペシャル

証言ドキュメント 永田町 権力の興亡
第3回 2001-2009 小泉 そして 小沢 民意をめぐる攻防

元自民党副総裁 山崎拓さん 
この機会にあえて言えば、負けたら、新党を結成しようという話し合いになっていたんです。YKK新党を作ろうということになっていたんです。負けた場合ですよ。どっちみち、小泉さんが負けるようでは、自民党の再生はないと、そういうエネルギーはあったわけです。中央突破的な行動を起こすだけのエネルギーはあった。自民党をぶっ壊すという表現の中に、そのことは込められていたわけですよ。

自由党党首(当時) 小沢一郎さん
メディアでは純化路線か、なんだかんだと言われたけど、自分たちの主張が正しければ、必ず支持してもらえるだろうという意識が強かったんだね。だけど、これまたそうはいかんで、幅広い意見の集約をしてかないと、50%以上、多数というのは取れないという現実に直面して、民主主義社会で、多数を取ってやるということは本当に難しい。だから、そういう意味で、いろんな人たちの様々な人らをうまく統合しながら、一緒にやっていくという手法が大事だな。

民主党代表(当時) 菅直人さん
特に、合併の時に感じたのは、小沢さんの決断力というか、ある意味での割り切りの速さと徹底した割り切りですね。普通、合併するというと、いろいろな条件を出し合うわけですよ、お互いに。それに対して、小沢さんは、一切の条件はなくていいと。つまりは、党名も、政策も、人事も、それまでの民主党のままでいいと。そして、一緒になって、選挙で政権を取ろうという、ある意味で、その1点だったわけですね。ですから、すごいなと思いましたね。

民主党幹事長 小沢一郎さん
僕が政治は国民の生活を守ることだという基本的政治の理念というか、哲学というのは、当たり前のこととして、前から思っていたことなんだ。たまたまそれとちょっとかけ離れた小泉なにがしの政治が出てきたから、それは対比として、非常にみんなの気持ちにアピールしたんじゃないかな。
僕は、田中先生の教えもありなんですけれども、川上から攻めろと。やり方としてはね。それは何かというと、テクニックの話ではないんだよね。やっぱり一番国民の中に、大衆の中にという基本的な考え方を別な言い方で表しただけなんだよね。誰もが、大きな組織とか、大きな会社とか、そういうところにすがりたがるわけだ。駄目だと、それは。その前に、それぞれの個人なんだと。会社や組織の前に。その川上から攻めるんだということは、大都会だろうが、地方だろうが、同じだと。それが、結果的に自民党の基盤を崩すということにつながるんだ。だから、自民党はやり方としてはまさに川上からやってきているんだよ。個々の毎日の日常活動、冠婚葬祭から、就職だ、入学だ、あらゆる相談所なんだね。地元の事務所は。

変えてほしいじゃ駄目なんだよ。私たちが変えるんだよ。ケネディの演説じゃないけれど、国が何してくれるかじゃないんだよ。自分たちが社会のためにどういう働きをすることによって、よりよい社会を作るのかっていうのが民主主義の基本だから。政治というのは、その国民の意思の委託を受けて、やるだけの話だからね。日本はまだまだ、日本人は僕は自立心が足りないと言っているんだ。だから、どこに行っても、僕は大衆、みんなの前でも、あんたがた自身の責任だと。自分たちで政権を作ったり、変えたりすることの権限を持っているのに、それを行使しないで、ぶつくさ文句ばっかり言っていては駄目だと。自分たちで、自分たちの生活を作るんだと。そういう意識が今度の政権交代で芽生え、定着すれば、僕の本懐。

財務大臣(民主党) 藤井裕久さん
やっぱり小沢さんがやった中では、大人にしましたね。民主党を。政策も大事です、もちろん。もちろん政策は大事ですが、大人になっているから、より効果があるんですね。同じことを言っても、子供が言っていると、本当かいと言うことになるわけですね。今、民主党は完全に大人になりましたから、あいつの言っていることは、本当にやるだろうというふうになったことは、私は肌で感じているんですよ。

元自民党幹事長 加藤紘一さん
小泉さんの政治が終わってから、こうつらつら思うんだけど、小泉さん時代の5-6年は、何か小泉劇場という見事な芝居に熱中した一時のように思うんですね。やたらと面白かった。やたらと主演男優、小泉という人が舞台で動き回っていて、本当に拍手したんだけど、芝居が跳ねて、劇場の外に出てみたら、あれ、この芝居面白かったけど、テーマなんだっけ、と思うと、何だったかなあ、というふうに分からなくなっちゃってたと。

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小沢さんに連立に加わってもらって、それを座布団にして、公明党に来てもらうという方法以外に、公明党が乗ってくれる道はない

2009年11月2日放送 NHK総合 NHKスペシャル

証言ドキュメント 永田町 権力の興亡
第2回 1996-2000 漂流5年 数をめぐる攻防

自由党党首(当時) 小沢一郎さん
僕はあくまでも政策合意を実現できると。これは今の国会運営から、安全保障から、税制から、何から、全部変えるという話だからね。これができるのなら、それは本望だと思ったんだけどね。
自民党が我々のある意味過激な提案をのむというものだから、それならば、事実上、政治を変える、政権を変えると同じ事になるじゃないかという気持ちが働いたんだ、その時は。
あれだけ、総裁と党5役が署名した連立合意だからね。いやいやながらもちゃんとやるんだっろうと思ったら、全然その気ないということで、1月、2月したら、全くその気ないということがわかったもんだから、僕はむしろ後悔したんだけどね。

内閣官房長官(当時) 野中広務さん
野中さん、そんなに言うけどね、昨日までは野党と与党に分かれておったのが、コロッと変わって、与党になるというようなそんな器用な技はうちにはできないよと。やっぱり、真ん中に座布団を置いて、そしてその座布団をクッションにしていくという形を踏まなきゃできないよというて、話をしてくれました。やっぱり俺が小沢さんに頭を下げて、小沢さんに連立に加わってもらって、それを座布団にして、公明党に来てもらうという方法以外に、公明党が乗ってくれる道はないと。

高邁な政治なんて目指していませんよ。今、この難局をどう乗り切るか、そういう危機感があったから、早く収拾しようと、そういう気持ち以外、何もなかったです。

加藤さん出てこなかった。山崎さんのところも出てこなかったけれども、そのあと、私は処分をしませんでした。それがいろいろ私の批判になりましたけど、ああいう憂国の諸君も自民党の中におって、森さんが謙虚に総理という座の重みを知ってくれたらいいんだと、そういう意味で、私が不信任案が否決されたとはいえ、総理は気をつけて、これから1日を歩んでほしいと、こういうたら、森さんが、幹事長は不信任案が否決されとるのに、何を言っているんだいと言うのを聞いたから、この人のところでやるのもこれ限りだなと思って。

自民党政調会長(当時) 亀井静香さん
新しい総裁、総理を選ばないかんというお話になったんですね。そういうことの中で、密室だなんて言うけどね、誰かが相談せんと決まらない話であってね、それで、森さんにさ、あんた総理やりたいんだろ、前からやりたいんだから、やればいいじゃないかなあと。そうして村上さんも何かね。亀井さんもそういっているんだし、黙っているから、俺、水向けてやったんだよ。

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やっぱり既存の権力ね、いくら腐っても、やっぱり長い権力というのは非常に国民の生活の隅々まで影響を持っているからね

2009年11月1日放送 NHK総合 NHKスペシャル

証言ドキュメント 永田町 権力の興亡
第1回 1993-1995 政権交代 誕生と崩壊の舞台裏

新党さきがけ代表(当時)武村正義さん
政界全体に一定のインパクトを与えられるような存在になろうというのが志でした。にもかかわらず、なんとかが好きだとか、嫌いだとか、分裂するとか、対立するとか、そういうふうなドラマに巻き込まれていったのは、それは大変恥ずかしくも思うし、残念にも思っています。それは筋じゃないだろうと言われたら、そうですねと答えるしかないし、でも現実にそういう要素で、政治の局面局面、いわゆる政局というものが、私どもがかかわった政局が動いたことも、これは認めざるを得ないように思います。これからも、そういうことがまだまだありうると言わなきゃなりません。

新生党 代表幹事(当時) 小沢一郎さん
自社政権ができるということは、普通の常識から言ったら、考えられないことに、結果としてできたわけだ。ということは、やっぱり55年体制の維持ということでもって、たぶん自社が一致したということだね。やっぱり既存の権力ね、いくら腐っても、やっぱり長い権力というのは非常に国民の生活の隅々まで影響を持っているからね。これを覆すというのは、大変なことだよ。だから、15年、丸々15年かかっても、まあまあしょうがないかなと、しょうがなかったなと。

自治大臣(当時) 野中広務さん
やあなあ、あれを考え、これを考えしたらなあ、昨夜は一睡もできなかったよ、と言いながら、しかし、俺は受けたんだから、しょうがないんだ、といって、自分で独り言を言って、言うとられた姿を今も生々しく覚えております。我々にとって、政権復帰をしたことはよかったけれども、労働組合のトップを行き、社会党の委員長まで行った村山さんをこんな場所に出したのは、残酷だったんだなあと思いながら、やっぱりそうせざるを得ないのが、政治なんだと。

内閣総理大臣(当時) 村山富市さん
まさに50年目、内政問題でもけじめをつけると。始末のつけられなかったものにも、必要なものについては始末をつけると。この内閣ならできるだろうというんで、やってきた。だから、それなりに与えられた歴史的役割というものを自覚をして、それを果たすと。

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スマートグリットによるガソリンから電気への移行、それは世界を根本的に変えるのです

2009年10月25日放送 NHK総合 NHKスペシャル

自動車革命 第2回 スモール・ハンドレッド 新たな挑戦者たち

アプテラ創業者 スティーブ・ファンブロさん
既存メーカーは100年も鉄で車を作り続け、それが当たり前だと思ってきました。自動車業界の人間にはこんな車は作れません。四輪で箱型の車を作るように訓練されていますから。

投資家 スティーブ・ウェストリーさん
3年前にはよく環境技術とはなんですかと聞かれたものです。ところがどうです。今では大きなチャンスだと皆が考えるようになりました。

レバ 創業者 チェタン・マイニさん
ガソリン車とノウハウが違うので、既存メーカーに優位性はありません。技術を開発したのも我々が先です。コストも安くできました。

グーグル 環境担当役員 ダン・ライカーさん
近い将来。自動車はコンセントを通して、家庭と繋がるようになります。プラグでつながった自動車は家庭で最も大きな家電になるのです。
100年間、私たちを運んでくれたガソリン車の時代は終わりです。21世紀、電気自動車に変われば、大転換が起こります。スマートグリットによるガソリンから電気への移行、それは世界を根本的に変えるのです。

連邦エネルギー規制委員会 委員長 ジョン・ウェリンホフさん
革新的な技術を持った企業を次々に取り込んでいます。グーグル、GE、マイクロソフト、シスコシステムズ、IBM、大企業もたくさんいます。アメリカがモデルを作るのです。他国も追随せざるを得ない。

日産中国 副社長 中川恒彦さん
EVを量産するディーラーになるということだと思うんですね。それが、ある意味目指しているところなんですけれども、今後、中国で普及させていくためには、やはりこのようなことの積み重ねが必要だと思うんですね。

山東宝雅 社長 張海波さん
ヨーロッパの人に認めてもらいたい。私たちの車をもっと広めていきたい。毎日頑張っていい車を作りたい。来年は会社の飛躍の年にします。

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