マサイの生活って、100年ぐらい、3世代ぐらいしか続かないんじゃないかって心配していました
2009年8月9日放送 NHK BS1 地球アゴラ
スペイン バルセロナ
もともとレンタル夫という商売は、5年前に、このホームページの企業が始めたのがきっかけだったんですけれども、不況で、余った時間とか、失業した人たちがやっているという現実が最近すごく増えているみたいですね。うちに来た方も、今年の初めに失業して、ボーリング場で働きながら、家のローンを払うために、空いた時間を利用して、レンタル夫っとして働いているという方でした。
ドイツ グッティンゲン
ドイツといえば節約です。皆さん、ドイツというと、何でもきっちり、きっかり、倹約というイメージがあると思うんですけれども、今回、この不況を通して、さらにその節約に拍車がかかっています。節約本も大変人気を呼んでおりますし、雑誌なんかにも節約の特集が最近は頻繁に組まれています。
エチオピア アディスアベバ
演歌が浸透したきっかけは朝鮮戦争なんです。ハイレセラシエ皇帝は、たくさんの兵隊を朝鮮戦争の時に、エチオピアから送ったんですね。傷ついた兵隊たちは、日本に治療に寄りました。そこで、演歌に出会ったわけです。あまりに演歌がエチオピアのティジタにそっくりなので、遠いエチオピアを思ってねみだを流したそうです。そのあと、その演歌がエチオピアに持ち込まれて、日本の恋人という大ヒットができるんですよ。今でもこの曲は至る所で聴くことができるロングセラーのヒットなんです。
ケニア ナイロビ 獣医師 神戸俊平さん
38年前、来た頃って、人もあまり住んでなかったし、今はもう人口が3倍に増えていまして、その間に、開発が進んで、畑が出来て、鉄条網が張られて、そういう中に入ってくると、作物を食べたり、家畜を殺したりすると、その動物は害獣とみなされてしまうんです。共存がしずらくなっている悲しい現実があります。
私たち、ケニア政府と一緒に、ボランティア活動をしているんですけど、この間、密猟で殺された像を56頭移動させまして、それは、繁殖できる安全な場所に移動させました。そういうことは、実は、野生動物というのは、観光資源、かわいいから飼っているというのではなくて、観光客が来て、そこで外貨を落とす資源として飼っているわけでして、そういうプロジェクトを続けて、共存を図っているところです。彼これ400頭ぐらい移動させました、安全な所に。
これから水場とかが確保されるように、マサイ族の牛が生きていけるように、ということをいつも願っているわけで、水場がなくなってきたということで、自分たちが辺境の民族だということを自覚していっているようですよ。この間、ナイロビ大学の学部長と話したんですけれども、マサイなんですけれども、もしかしたら、マサイの生活って、100年ぐらい、3世代ぐらいしか続かないんじゃないかって心配していました。
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