カテゴリー「ワンダー×ワンダー」の12件の記事

元贋作者だった私の絵の贋作がつくられる。おかしな時代になったものです

2009年12月12日放送 NHK総合 ワンダー×ワンダー

贋作犯の告白

元贋作犯 ジョン・マイヤットさん
確かに私の絵がオークションで実際売られているのを見た時は、何とも言えない嫌な気分でした。でも、私はその生活に慣れ過ぎていました。生活もだいぶ良くなりましたし、贋作以外でお金を稼ぐ方法は見つからなかったんです。

雑誌で、私の広告をまた見たという人がいました。誰かが私になり済まして、正直な贋作を描くという広告だったそうです。元贋作者だった私の絵の贋作がつくられる。おかしな時代になったものです。

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ハコモノの中の美術館で、いいものもあるけれども、環境を変える、ここでなければ成立しないアートですね

2009年11月14日放送 NHK総合 ワンダー×ワンダー

不思議と癒しの里山アート

嵐山光三郎さん
日本人って、みんな芸術家だと思うね。みんな芸術家なんだよ。作った人の意図と違う意味で、なってもかまわないし、何か与えるものがあって、それを受ける側の力がありますね。この土地の人に。だから、それがアートの力ですね。何かポンと出して、最初意図したものと違って、おばあちゃん思いだしたり、モニュメントになったり、遠くから来た人はアートとして見るわけじゃないですか。だから、里の人の力もすごいですね。響き合うんだね。
こういうものは、ハコモノの美術館の中にあっても、伝わらないよね。ハコモノの中の美術館で、いいものもあるけれども、環境を変える、ここでなければ成立しないアートですね。行きたくなりますね。

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自分の本当の究極の姿というのはどこなんだろうというのを、そういうのを見てみたい

2009年10月31日放送 NHK総合 ワンダー×ワンダー

激走 モンブラン

鏑木毅さん

(初出場の時は)本当に生きている心地がしないですね。僕もこの年まで生きてきて、こんなにきついこと、生まれて初めて。こういう痛み方って、世の中にあるんだという、本当に足がなくなっちゃうんじゃないかと思うぐらいの辛さでしたね。

自分がどこまでやれるかというのを見てみたい。自分の本当の究極の姿というのはどこなんだろうというのを、そういうのを見てみたいなという、自分自身の中で、すごく欲望というか、欲求としてありますね。

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月の砂の成分を調べると、40%以上が酸素です。だから、水素を加えると、砂の中に含まれている酸素と反応して、水ができるのです

2009年10月24日放送 NHK総合 ワンダー×ワンダー

ここまで来た月面基地計画

ロッキード・マーティン社 デイビッド・クラーク博士
月の砂の成分を調べると、40%以上が酸素です。だから、水素を加えると、砂の中に含まれている酸素と反応して、水ができるのです。

テキサス大学 中村吉雄 名誉教授
月と地球の大きな違いは、水があるかないかということです。水がありますと、地震のエネルギーが水のエネルギーに変わってしまう。地震そのものが割合早く減少するわけです。月の場合は、全然水がありませんから、いつまでも地震波として伝わって、それがあちこち反射してきて、同じ場所にいても、いつまでも揺れている。

NASA月面観測チーム ロブ・サッグス博士
月には大気がないので、飛び出した石や砂は、速度が落ちることなく、遠くまで飛んでいきます。ですから、隕石が衝突した場所から離れていても安心できません。飛び出した石や砂が宇宙飛行士にぶつかったり、基地や宇宙船に当たるととても危険なのです。

NASA月面利用プロジェクト ジェリー・サンダース博士
月面基地を決める上で重要なのは、太陽電池で安定してエネルギーが得られることです。1年を通して、最も日照時間が長いところを選ぼうとしています。
南極には、1年の大半、太陽の光があたり続ける場所があります。そのため、太陽光発電で1年中、電気を作ることができます。つまり、南極であれば、月面での滞在が比較的容易にできるのです。

NASA水探査プロジェクト アンソニー・コラプリート博士
衝突の際に飛び散ったちりは、角度が悪く、見えなかったのかもしれません。水があったのかどうかは、今は言うことができませんが、水の有無を分析するのに必要なデータは得ることができました。

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アメリカ人のほうが、反応性が高いのかと僕も思っていたんですけど、実は反応性が鈍いんですよ

2009年10月17日放送 NHK総合 ワンダー×ワンダー

絶叫マシンの快感

杏林大学 教授(生理学) 嶋津秀昭さん
何かにチャレンジするとか、危険だと思われたものをトライしてみせるというのは、一つの達成感を生むんですね。達成感を得るためには、やっぱりハードルがないといけないんですよね。絶叫しても、それを乗り越えていくというのは、一つの喜びじゃないかなって思います。

日本人は比較的そっちのほうに向いてないっといわれていますよね。ノドアドレナリンとはちょっと違うんですけど、脳内物質の反応性がちょっと違うというんです。アメリカ人のほうが、反応性が高いのかと僕も思っていたんですけど、実は反応性が鈍いんですよ。鈍いから、余計に何かやらないと、同じだけの興奮が得られない。見掛け上はかなり派手なんですね。遺伝子の中にそういうものがあるとも言われていますので。

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ゴンドラは使いません。いつメンテナンスされたのか、正確に把握できないと不安ですから

2009年9月26日放送 NHK総合 ワンダー×ワンダー

上海 摩天楼の空中職人

ゴンドラは使いません。いつメンテナンスされたのか、正確に把握できないと不安ですから。私はずっとロープとともに生きてきました。だから、ロープのほうが安心できるのです。

200メートルを超えるビルに上がると、上海の街を制覇したような気分です。風は電気代のいらない扇風機みたいなもんですよ。最高に楽しいです。

親に仕返しをしているんでしょうね。なぜ私をほったらかしにしたのって。

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渋滞の手前5キロぐらいから、時速2,30キロ落としていただいて、ゆっくり行くだけで、渋滞を消せるんですよ

2009年9月19日放送 NHK総合 ワンダー×ワンダー

渋滞狂想曲(ラプソディ)

東京大学 教授 渋滞学を提唱 西成活裕さん
一人ひとりが注意するだけで、渋滞がパッと消えるようなそういう方法をいろいろ提案していますので。
渋滞というのは追い越し車線から始まるんですよ。ドライバーは混んでくると、早く行きたいという気持ちが働きますよね。そうすると、右へ右へとみんなが移動するんですね。そうすると、右側の車線、つまり追い越し車線のほうが混んでしまって、これはドライバーの心理ですね。これはたまたまではなくて、ほとんどの状態で、統計分析すると、追い越し車線、4割以上車が偏っちゃうんですよ。

車間距離40メートルって、意外にまだ空いているので、皆さん早く行こうとして、どんどん詰めちゃうんですね。そうすると、全員損して、交通量が落ちるんですよ。車間距離を詰めることで、渋滞を作ってしまう、渋滞の種になって、それが5分の間に、全体を止めてしまうということが起こるんですけれども。
成功体験だと思うんです。一回だまされたと思って、やってみてごらんと。自分の後ろの車は、みんな得になるんですよ、実は。そうすると、そういう人たちが、自分の前にもいてくれると、自分が今度は得になるんですね。みんないい状態で盛り上げていければ、お互いがお互いを利他行動をとることで、いい循環ができていくと、渋滞というのは自然に無くなります。

今の運転は、できたての渋滞でしたら、誰でも出来る方法で、すぐ渋滞を消せるんですね。渋滞が10キロ、20キロになってしまうと、何やっても駄目です。500メートルとか、1キロのまだ種の状態で、あとでみんなゆっくり行くんです。渋滞の手前5キロぐらいから、時速2,30キロ落としていただいて、ゆっくり行くだけで、渋滞を消せるんですよ。
40メートル以下に詰めちゃうとだめなんです。そうすると、前のブレーキを踏むと、次の車もブレークを踏まざるを得ない。余計強くブレークを踏むというのは40メートル以下なんですね。40メートル空けていれば、ブレークを踏んでもだんだん弱くなっていくんです。

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必ずホッケは水を下のほうに蹴って、その反作用で浮いている以外に方法がないんです

2009年9月5日放送 NHK総合 ワンダー×ワンダー

北の海 驚異のホッケ柱

東京大学海洋研究所 魚類行動学 北川貴士さん
上に行くためには、水を後ろ向きに蹴ることで登っていける。浮き袋のある魚に比べるとない魚というのは、比較的尾びれを激しく振動させて泳いでやらないといけないと。

結果的には、えさを取るようなメカニズムではあるんだけれども、そのためにものすごい力を生み出しているだということですよね。そういう意味で、群れるということの新しい意味合いというか、一つの新しい意味合いというのをここから見出すことができるんではないかというふうに思います。

地球物理学 木村龍治さん
原理は、ヘリコプターが空中で停止することができるわけですが、どうしてこんな重たいものが空中に停止できるかという、そういう問題ですよね。ヘリコプターの場合は、ローターが回っていて、下降気流ができていまして、空気を下に蹴っているわけですね。ホッケ柱はどうなっているかというと、ホッケの群れがそこからかなり上の所に浮かんでいるわけで、ヘリコプターが空中に浮いているのとすごく状況が似ているわけですね。こんなような状況ができるためには、必ずホッケは水を下のほうに蹴って、その反作用で浮いている以外に方法がないんです。

人間もちょっとホッケ柱に似ているなというふうに感じるんですけど、たとえば、都市に人がたくさん集まってくるじゃないですか。それは、たくさん人間が集まることによって、すごく生活が便利になるということですよね。ホッケ柱も結局同じようなことをやっているわけだ。あれはホッケ柱の都市です。だから、都市を作るのは人間だけじゃないなとそういうことを思いましたけど。一人ではできないことができるということですよね。

日本大学 准教授 情報処理 吉田典正さん
単純なルールで、複雑な動きがシミュレーションできるというのは面白いところで、もしかしたら、ホッケさんもこういう単純なルールかもしれない。渦を巻くことによって、プランクトンが下がってくるわけですよね。ある程度下がってきて、みんなが多くの人が食べられるようになり、かつ危険にも合わないと。世の中の実は複雑に見えるものも、もしかしたら、実は単純なのかもしれないという一つの例かもしれないですね。

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大雪山には氷河期の生き残りだっといわれる動物だとか、高山植物を含めて、氷河期の名残りがあります

2009年8月29日放送 NHK総合 ワンダー×ワンダー

大雪山 天空の花園

環境省 自然公園指導員 佐藤文彦さん
風向きのせいにもよると思うんですよね。日本海側、海岸線のところで、風の中に入っている湿った空気も含めて、最初に雪が降ってしまうんですよね。空気が湿っているところ、あそこでほとんど降っちゃっているから、乾いた乾燥した風がこっちに来るんですよね。大雪でまたそこで受け止めて、乾いていますから、湿った雪ではなくて、乾燥した、さらさらした、結晶のはっきりした雪になってくるんですよ。

ここだけしか生きられない環境がまだ大雪に残っているということですよ。ウスバキチョウはそういう環境でしか生きられないんですけれども、そのほかに、大雪山にはまだまだ氷河期の生き残りだっといわれる動物だとか、高山植物を含めて、いろんな氷河期の名残りがありますので、冷涼な気候でしか生きられないもんですから、山の上にどんどん上がってきて、一部が大雪でようやく生き延びているというようなことですよ。

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みんな、ミステイクをするから、進化が起こるんです

2009年7月25日放送 NHK総合 ワンダー×ワンダー

命の魔法 大自然のモノマネ名人

立教大学 理学部教授 上田恵介さん
メスの気を引くために、オスが発するわけなんです。長い進化の歴史の中で、メスが選んで、選んで、選んで、そういうオスだけが子供を残してきた。歌の上手な、ものまねの上手なオスだけが子供を残して、今のコトドリになったんです。

一番大事なのは、自然界で外敵に襲われずに生き抜いて、何年も生きているオスというのが子孫を残していくわけですね。そんなオスというのは、どうして質のいいオスなのかというのが分かるのかというと、長生きしてきたという証拠、それはものまねの上手さであり、歌のレパートリーの多さだと思います。

子供のころの動物というのは、一番死亡率の高い時期ですから、そこをいかに乗り切るかというのが大事なことで、生き抜くすべの進化が起こっているんですね。

自然界にはいろんな騙す、騙されるの関係があるんですね。動物は完全な能力を持っていないということなんです。みんな、ミステイクをするから、進化が起こるんです。だから、自然がいろんな生き物が多様に住んでいる地球という星ができたわけです。

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