パソコンの前では、詐欺の独壇場というか、詐欺のオンパレードですからね

2009年11月4日放送　ＮＨＫ総合　ＴＯＫＹＯ　ニュース　ＲＥＭＩＸ

サイバー詐欺

神戸大学大学院　教授　森井昌克さん
本当にやり方というのは、あまり変わっていないんですよ。よーく見てみるとね。一番根底にあるのは、どうやって騙すのかという話のときに、心理的な話に全部持っていくんですよね。ネットの話も、普通の状態では騙されないんですよ。だけど、心理的に慌てさせるような状況をネットで作らせるんですよね。そうすると、自分を忘れてしまって、騙されていくという境界なんですよね。そういうふうなテクニック、ソーシャルエンジニアリングとかいう言葉もあるんですけど、そういうテクニックをいろいろ使って、しかもサイバー犯罪というのは、ネットをうまく使うということで、成り立っているんですよね。
昔だったら、歩いていても、高々すれ違う人というのは、1日に数10人とか、数100人だったのが、コンピュータというのは、本当に目の前に座ると、何十億人の人が繋がっているわけですから。パソコンの前では、詐欺の独壇場というか、詐欺のオンパレードですからね。

今、非常識だと思われるようなことをたくさんやらないと、若い人の希望、持っているエネルギーをボンボン引き出せることができない

2009年10月28日放送　ＮＨＫ総合　ＴＯＫＹＯ　ニュース　ＲＥＭＩＸ

転職

慶応大学　経済学部　教授　金子勝さん

開き直りが今の日本に必要なんじゃないかなあと。どう見ても、持たないんだから、もう一回、農業とか、地域から作り直すとか、一番原点じゃん、食べ物。貿易赤字になっちゃうような状態では、食べ物食べられないから、どうやったらおいしいものが作れて、それをできるだけ安く売って、多くの人にうまく食べさせるかみたいなことから立て直していく。食べられるものがあって、着るものがあって、住むところがあれば、人間、基本的には生きていけるわけだから。そこから日本社会を立て直していく。そこで、若い人が誇りを持って入れる。単に農業をやるんじゃなくて、環境にいいとか、すごくおいしいとか、加工してワインが世界で通用するとか、職業に誇り持てる職業が少なくなってきているからね。
雇用なんかでも、正社員も、非正社員も同じようにやるには、もっと個人の技能を評価するような社会にしたらどうなのとか、教育費や住宅費がかからなければ、そんなに給料いらないじゃんとか、そういう社会システムにして、子どもは社会でみんなで育てれば、ちょっと素っ頓狂に聞こえるかもしれないけど、常識破り、新しい社会というのは常識を破る社会で、今、非常識だと思われるようなことをたくさんやらないと、若い人の希望、持っているエネルギーをボンボン引き出せることができないんじゃないかなと思っています。

日本人の江戸時代を、特に余暇の視点から取り戻そう。我々の遺伝子の中には、そういうものが色濃く入っているはず

2009年10月21日放送　ＮＨＫ総合　ＴＯＫＹＯ　ニュース　ＲＥＭＩＸ

安近短レジャー

日本余暇学会　会長　薗田碩哉さん

余ったというのは、仕事からみた見方なんですが、あれを余らせるための目標としてのあまり、つまり余裕とか、余剰とか、余韻とか言いますね。余るというのは、メインがあって、どうでもいいから余った、なくてもいいという意味ではなくて、余る事が目的じゃないですか。

日本人の余暇力は阻害されているというのが私たちの考え方なんです。つまり、本来はあった。例えば、江戸時代、古文書の世界でもある。江戸のいろんな余暇をみると、それこそ旅から、大相撲、遊郭もあっただろうし、芝居もあり、様々な遊芸があり、言葉遊びがあり、そして園芸ね、朝顔とか、いろんな余暇世界を作っていた。ただし、それが明治維新以来、抑圧されちゃった。というのも、近代化しなければいけなかった。西洋に追いつかなければいけなかった。それがいつの間にか、日本人の生活みたいになってしまって、日本人は余暇が下手だと。遊ぶことを知らないみたいな、ワーカーホーリックジャパニーズみたいな、そういう見方をされるようになってしまった。しかし、本来は、そうじゃなかったんだから、今や余暇ルネッサンスですね。日本人の江戸時代を、特に余暇の視点から取り戻そう。もっと多様ないろんな余暇があっていいわけだし、それはできる。我々の遺伝子の中には、そういうものが色濃く入っているはず。

日本の場合、男の人がまず声をかけてくれないので、やっぱり女性から行かないと、何事も始まらない時代なんですよね

2009年10月14日放送　ＮＨＫ総合　ＴＯＫＹＯ　ニュース　ＲＥＭＩＸ

婚活

ジャーナリスト　白河桃子さん

実は婚活の第一歩なんです。これだけ独身が多いから、いえば、だれかが紹介してくれる。そういう意味では、まず自分から、私、相手いないです。婚活中ですといったほうがいいので、ぜひ言ってください。
都市部の男性の二人に一人は独身なんです。実は、チャンスは無数にあるんです。

職場恋愛。職場って、本当は結婚に至る出会いが起きやすい場所なんですね。なぜかというと、時間と場所と目的を共有するからなんです。ですから、現場とかにいらしたら、独身の人は誰かなみたいな。

日本の場合、男の人がまず声をかけてくれないので、やっぱり女性から行かないと、何事も始まらない時代なんですよね、今。
日本で言うと、エロカッコイイよりも、エロカッコいいんだけど、お母さんぽい包容力みたいな。日本の場合は受けると思います。おかん力。
日本も今、一回結婚している人のほうが、初婚の人よりも結婚する率が高いんです。男の人も女の人もそうなんですよ。やっぱり一回結婚している女の人って、現実をまず知っています。だから、許容度が高い。男の人をすぐダメダメと切らないで、受け入れてくれる。

メールで深い話ができている時もあるので、メールだから人柄が全然わからないということではない。逆にメールのほうが、面と向かって、まじめな話とかできないじゃないですか。そういうところを結構知ったりとか。

その国の国民の品というか、品格、民度が試されるようなものですよね

2009年10月7日放送　ＮＨＫ総合　ＴＯＫＹＯ　ニュース　ＲＥＭＩＸ

ブログ社会

その国の国民の品というか、品格、民度が試されるようなものですよね。日本はちょっと上のほうに行きたいですよね。上品にやってっほしいような。あの国、何かダサくねえ。ジンバブエあたりで言われてさ。
それも問題あるかなって思うんだけど。
なぜ、ジンバブエが言うんだって。
響きが好きなんです。
ただ単純に遠いから、言っただけでしょ。
すごく我々を知らない人たちが、日本をネガティブなイメージで。

何にもやってない。ただ生きているだけ。そんなわけよ。ほんじゃ、まあ、帰る。